仮想通貨で一般的に利益を得る方法としては、
安いときに通貨を買って高いときにその通貨を売る。
その時に出た価格差がそのまま利益になります。
ただ、利益を得る方法はそれだけではありません。
その1つの方法として、
アービトラージという方法を紹介したいと思います。
アービトラージとは?
アービトラージとは、
直訳すると「裁定取引」という意味になります。
簡単に説明しますと、
取引所ごとに異なる価格差を利用して、
その差額で利益を得る方法をいいます。
例えば、
A取引所:1BTC=100万円
B取引所:1BTC=101万円
だったとします。
このような時、
A取引所で100万円で買って、
B取引所で101万で売れば、
1万円の利益が出ます。
簡単に説明すると、
このような方法をアービトラージといいます。
取引所は世界中に存在しますから、
取引所ごとの価格差を探し当て、
素早く取引することでアービトラージを行うことができます。
アービトラージで注意すべき点
これだけ聞くと、
何かメリットしかないように聞こえますが、
注意しておくべき点がいくつかあるのが
このアービトラージです。
1.取引所の価格差を常にチェックしておく必要がある
先ほどの例でA取引所とB取引所で、
1万円の差があることを例に出しました。
ただ、1万円の差が出ることなんて、
めったに出ることではありません。
またいつそのような価格差が出るかもわからないので、
常にその価格差をチェックしておく必要があります。
1つの目安としては、
要人発言や主要な国で規制強化が発表された時など、
値が瞬時に大きく動いた時は価格差が生じることがあります。
この様な時はアービトラージの1つのタイミングになります。
2.送金時間を頭に入れる
自分が利用しうる全ての取引所に、
アービトラージを行う通貨があれば問題ありませんが、
現実的にそれは難しいことだと思います。
そこで問題になってくるのが、
送金時間の問題です。
とくにビットコインであれば、
送金するのに10分はかかるので、
その間に値が動くことは十分に考えられます。
その間に値が動いてしまったら、
せっかくの「スキマ」がなくなってしまうことも十分にあり得ます。
そのため、
送金時間を考えたトレードが重要になってきます。
3.取引所によって異なる手数料を考える
せっかくの取引所間の価格差を発見したとしても、
手数料が高くて結局プラス収支にならないということもあり得ます。
なのではじめから
取引所毎にどれくらいの手数料が必要になるかということを、
あらかじめ頭に入れておく必要があります。
その上でアービトラージを行いましょう。
まとめ
アービトラージという手法は、
たしかに有効な手法ではあります。
しかしながら上記であげた注意事項、
1.取引所の価格差を常にチェックしておく必要がある
2.送金時間を頭に入れる
3.取引所によって異なる手数料を考える
これらのことに注意しながら、
アービトラージを行うことが重要です。
ただいくつもの取引所をずっと監視しておくのは、
現実的に難しいので、
価格差が生じた時にアラートが鳴るような
ツールなどがあるといいかもしれません。
そのようなツールが私の方で発見しましたら、
またこのブログでも紹介していきたいと思います。
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