コインチェック騒動の便乗詐欺にみる自らを防衛する方法

自らを防衛する方法

こんにちは、バラです。

 

このブログで何回も書いていますが、
コインチェック騒動が発生したのが1月26日です。

 

それで自分は大損こきました・・汗

便乗詐欺の勃発

その直後ですが、
コインチェック騒動に便乗した詐欺まがいのニュースが取り上げられましたね。

 

1月27日にその事件が発生します。

 

コインチェック公式ページを装ったアカウントが登場し、

2018年1月27日20:00頃より、NEMを含むすべての通貨の出金を開始しました。
安全確保のため出金は1人ずつ手動で行います。
出金をご希望の方は、下記ビットコインアドレスに0.02BTCを送金し、
トランザクションIDを添えてサポートにご連絡ください。

とツイートされているものでした。

 

これを受けて金融庁は2月7日、
ツイッターで注意喚起を促すことになり、
この騒動が日本中に知れ渡ることになりました。

 

おそらくこの詐欺に引っかかってしまった方は少なからずいると思われます。

 

いち早くこのツイートを見つけてしまったために、
更に被害者に陥ってしまうという負のループに巻き込まれます。

 

ここで冷静さが保たれていれば引っかかることはなかったでしょう。

 

人間は損を取り戻したい生き物

少し話はそれますが、
仮想通貨にかかわらず投資の世界で、
9割の人が最終的に負けるというデータがあるのをご存知ですが?

 

1回や2回のトレードで勝つ人は単純な確率で5割ほどいるでしょう。

 

この初めのトレードで勝つ確率はほぼ意味がありません。

 

何が重要かというと、
この後の行動によって負ける人が圧倒的に膨れ上がります。

最初のトレードで勝ってしまった人

例えば最初のトレードで勝った人であれば、
「トレードって楽勝だな、これならすぐに億万長者いけるかも」
と楽観的、あるいは調子にのってしまう人が多数です。

 

その後、一時は勝っているので掛け金をどんどん上げてげていき、
ある時大きな相場に飲みこまれ、
一気に負けてしまうことにより脱落させられてしまいます。

 

傾向としては、
はじめに勝ってしまうとその時の記憶が頭から離れず、
どんどん資金をつぎ込んでしまうことになるでしょう。

 

このような人はパチンコや競馬場でよく見かけますよね。

最初のトレードで負けてしまった人

一方で、初めのトレードで負けてしまった人は2パターンに分かれます。

少額損失で済むパターン

「やっぱり俺にはトレードの才能がないな」
「投資なんてするもんじゃない」
と結論ずけてしまい、すぐに投資の世界から去ります。

 

この場合、投資した資金は少額なので、まだマシな方かもしれません。

多額の損失を抱えるパターン

やっかいなのはこちらですね。

「くそ、この損を絶対取り返してやる」
「これまですってしまった金額を一気に取り戻してやる」
と感情的になり、大きな金額を投入してしまいます。

 

そして負けてしまい脱落してしまう。

両者に共通していること

ここで考えてほしいのですが、
どちらも最終的に脱落してしまう羽目になってしまいます。

 

これは人間の中に「損を取り戻したい」という心理が働くことによっておこる現象です。

 

これを心得ている人であれば、
一気に取り戻そうとかいう発想は一切なくなります。

 

自分の手法を確立し、
愚直なまでにそのトレードを淡々と繰り返す。

 

そうした人が投資で生き残っていけます。

今回の便乗詐欺に置き換えると

そして今回の話に戻ってくるのですが、
この件も「コインチェックで損した資金を取り戻したい」
という心理を巧みに利用された手口です。

 

ここで知識も経験も何もない人は
「やった、これでコインチェックから資金が戻ってくる」
と安易に結論付けてしまい便乗詐欺に引っかかってしまいます。

人間が一番難しい状況というのは、
「自分が損している状況の時にどのような判断・行動ができるか」です。

 

この時は一定の感情が保てなくなっています。

 

怒り、悲しみ、焦り、・・
これらの感情に支配されて冷静な判断が取りづらくなります。

 

この様な状態になってしまうと、
だます側は「待ってました」とばかりに言葉巧みに擦り寄ってきて、
あなたのお金をだまし取っていきます。

 

振り込め詐欺も似たような心理状態を相手に作り出し、
冷静な判断をさせなくする手法です。

投資の世界に入るなら大事なこと

そこで大事になってくるのが、
「投資の世界に入るからにはその世界を知ることが大事」
になります。

 

例えばコインチェックで言えば、
もともとこの騒動が起こるまで、
コインチェックが「見なし業者」であったことを
どれだけの人が知っていたでしょうか?

 

・・こんなことを言いながらも自分もこれまでは全く知らなかったので
コインチェック騒動の被害者に成り下がってしまったんですけどね。

 

コインチェックは金融庁へ仮想通貨の交換業者として登録を申請していましたが、
安全管理体制が不十分ということで申請が降りていませんでした。

 

逆に言えば、
「コインチェックは安全性が低いから気を付けなければならない」と
ユーザー側が捉えていなければならない事象でした。

 

ここでくれぐれも私が言っておきたいことは、
コインチェック=悪といっているわけではありませんよ。

 

コインチェックは国内で数少ない
「ビットコイン以外の通貨の種類が豊富に扱える取引所」
として貴重な存在です。

 

そのため利用者も多いでしょう。

 

コインチェックを利用して通貨を取引することは、
大いにやっていいと思います。

 

ただその時にコインチェックが「見なし業者」ということを知っていると、
自分が持ったコインの保管方法を考える必要があります。

 

ここで自分のコインを
例えばコールドウォレットであるUSBに移したり、
自分のデスクトップに移したりと対策を考えることができます。

 

このようにいかにして仮想通貨と向け合っていくか、
そのためには最低限の知識を入れていくことは大切なことです。

 

この様な詐欺は今後も必ず出てくるでしょう。

 

それも自分が感情的にぐらぐら揺れているときにです。

 

その時に冷静に判断できる基は、
自分にその知識や経験が備えられているかどうかです。

 

そのために自分はこれからもコツコツと
仮想通貨IQを高めていきたいと思います。

 

⇒仮想通貨の広告禁止に対して集団訴訟を起こされた背景

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