ブロックチェーン技術がシェアリングエコノミーを変える?

ブロックチェーン技術によってシェアリングエコノミーが変わる

ブロックチェーン技術は、
様々な分野で相性が良いとされていますが、
その1つとしてシェアリングエコノミーの分野が挙げられます。

従来のシェアリングエコノミーサービス

シェアリングエコノミーとは、
余剰資源を有効に使ったサービスです。

 

例えば自分が所有している車や空き部屋などを
必要としている人に貸す=シェアする。

 

そしてその提供者と消費者を結びつけるのが、
マッチングサイトといわれるものです。

 

代表的なのが、
空き部屋のシェアリングサービスを提供する「Airbnb」。

車のシェアリングサービスを行っている「Uber」。

 

このシェアリングサービスというのは、
提供する者と消費する者の間に仲介者が存在します。

 

それがAirbnbであったりUberであったりするわけです。

 

マッチングをさせることによって、
手数料を徴収しています。

 

しかしながらこのシェアリングサービスにも、
ブロックチェーンの技術を用いようとする動きがあります。

ラズーズ(La Zooz)

例えばラズーズという構想があります。

 

これはいわばUberのブロックチェーン版といったところでしょうか。

 

運営は中央に管理者がいるわけではなく、
全てシステムによって行われます。

 

そして一番ポイントとなる、
手数料の発生がなくなることが大きな注目となります。

 

このライドシェアのサービスを受けるためには、
「Zooz」というコインを使うことで可能になります。

 

そして提供者には、
システムから「Zooz」が渡されることで、
提供者と消費者が直接取引ができるシステムが注目されています。

ストレージ(Storj)

今、インターネット上でデータを保管できるサービスとして、
「Dropbox」が有名です。

 

このクラウドサービスにデータを保管しておくことによって、
他のパソコンを利用するときや他の人もデータを活用できるところがメリットになります。

 

これもDropboxが中央管理者となり、
その手数料を徴収しています。

 

このクラウドサービスをブロックチェーンで検討しているのが、
「ストレージ」という構想です。

 

ストレージは、
あるユーザーが保有しているハードドライブの空き容量を利用して、
他のユーザーが空き容量を利用して保存できるようにすることを目指しています。

 

提供者はシステムから「SJCX」というコインを受け取ることができます。

 

ストレージに保管されているデータは、
暗号化され、ファイルの所有者のみがカギを持っていることになります。

 

そのため、Dropboxなどの中央集権型のクラウドサービスよりも、
セキュリティ面で優れているというメリットがあります。

まとめ

上記に紹介したサービスだけでなく、
ブロックチェーンの誕生によって、
今後仲介業サービスが淘汰されていくといわれています。

 

仲介とは提供する者と、消費する者をマッチングさせることで、
手数料をもらうことで成り立っています。

 

その仲介をブロックチェーンが行うので、
手数料の必要がなくなります。

 

ブロックチェーンというのは、
世界の構造を大きく変える可能性を秘めているため、
注目されていることも事実です。

 

ただ、本当に実用化できるようになるには、
まだ少し時間がかかりそうですね。

 

ただおそくともここ10年の間に、
ブロックチェーン技術が使われたシステムが出てくることは間違いないと思います。

 

⇒ブロックチェーンで行政の仕組みが変わるのか?

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