コンセンサスアルゴリズムの種類をわかりやすく解説!

コンセンサスアルゴリズムの種類

ブロックチェーンを形成していくうえで、
欠かせない方式として「コンセンサスアルゴリズム」という仕組みがあります。

 

これは直訳すると「合意形成の仕組み」という意味です。

 

ブロックチェーンで一番メジャーなものはビットコインですが、
そのビットコインで採用している仕組みが
「プルーフ・オブ・ワーク(PoW)」です。

 

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)の詳しい説明は、
以下の記事をご参考ください。

⇒プルーフ・オブ・ワーク(PoW)とは何か?

 

しかしながら、ブロックチェーンを形成してく方法は、
これだけではありません。

 

他にもいくつかの合意形成の方法があります。

 

その仕組みを解説していきたいと思います。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)

多くのアルトコインで採用されている方式ですが、
一言で言うと「通貨の保有量に応じて報酬が決まる」仕組みです。

 

つまりその通貨を多く持っていれば持っているほど、
その人の発言権が強くなるという仕組みです。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のメリット

プルーフ・オブ・ワーク(PoW)で懸念されていた、
・電気代が高い
・高機能のマシンを持っているも

の有利というポイントが解消されます。

 

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)では
高機能なマシンを持つ必要はありません。

 

保有量が多いほど報酬が増える仕組みなので、
持っている人ほど優遇されるということになります。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のデメリット

保有量が多いほど発言権が強くなると説明しましたが、
言い換えると資金を多く持っている人ほど優遇されることになります。

 

そのため貧富の差が生まれやすいというのが、
このプルーフ・オブ・ステーク(PoS)のデメリットになります。

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)を採用している通貨

ADA、NEO、NXT・・など

プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)

プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)は、
通貨の保有量や取引量によって報酬が変わります。

 

プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)で有名な通貨が
ネム(XEM)になります。

 

ネムの詳しい説明は、
以下の記事で解説しております。

⇒ネムとは?特徴や概要について

プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)のメリット

保有量と取引量によって優遇されるため、
通貨を取引すればするほど、
つまり貢献すればするほど優遇されるというメリットがあります。

プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)のデメリット

保有量や取引量によって報酬が変わるのですが、
参加するには最低限の保有量が必要となります。

 

そのため、やはり資金力がある人が、
有利になってしまうという懸念材料があります。

プルーフ・オブ・インポータンス(PoI)を採用している通貨

ネム(XEM)

プルーフ・オブ・コンセンサス(PoC)

一部の限られたバリデーター(承認者)のみで構成され、
バリデーターの80%の合意が得られると承認される仕組みです。

 

この仕組みで有名な通貨は、
リップル(XPR)ですね。

プルーフ・オブ・コンセンサス(PoC)のメリット

信用のおける限られたバリデーターのみで構成されているので、
とにかく承認までの時間が短いことが最大のメリットです。

プルーフ・オブ・コンセンサス(PoC)を採用している通貨

リップル(XRP)

まとめ

コンセンサスアルゴリズムは、
大きく分けて4種類の仕組みがあります。

・プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
・プルーフ・オブ・ステーク(PoS)
・プルーフ・オブ・インポータンス(PoI
・プルーフ・オブ・コンセンサス(PoC)

これらも一長一短あり、
それぞれのシーンで活躍しています。

 

この4つのアルゴリズムを理解することで、
自分が保有している通貨がどのアルゴリズムに属しているか理解し、
仕組みよっては報酬を受け取ることも可能になるかもしれません。

 

ぜひ自分が保有している通貨の仕組みを確認してみてください。

 

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