仮想通貨に価値が生じる3つの理由

仮想通貨になぜ価値が生じるのか?

仮想通貨とはその名の通り「バーチャルなお金」ですので、
実体がなく、暗号の塊にすぎません。

 

しかし、今やその暗号の塊にすぎない物に、
100万円以上の値がついているのはなぜでしょう?

 

この理解を深めるには、
もともとある法定通貨の説明から行っていく必要があります。

 

法定通貨になぜ価値が生じるのか?
この部分をご紹介していきます。

 

その法定通貨の説明の後に、
仮想通貨に価値が生じる主な3つの要因を説明していきたいと思います。

法定通貨(日本円)になぜ価値が生じるのか?

まずは法定通貨である、日本円の価値を説明していきます。

 

例えば、1万円札を作るのにかかる原価というのは20円ほどです。

 

ここからすると、1万円札自体の価値は20円ということですね。

 

なのに1万円の価値として流通しています。

 

これはどういうことなのでしょうか?

 

一言で言ってしまうと、
みんながそれを1万円札を1万円の価値として信用しているからです。

 

逆を言えば、みんなが1万円の価値がないと思ってしまえば、
1万円札も価値が下がってしまうことになります。

 

これは国の信頼と密接につながっています。

 

日本は世界の中でも信頼性が高い国です。

 

そのため1万円札も高い信用力があって
モノと交換が可能になります。

 

しかし日本という信用力がガタ落ちしてしまうと、
日本円の価値もそれに比例して急落します。

 

今まで1万円で買えていたものが、
2万円、10万円払わないと買えなくなってしまいます。

 

円の価値が下がってしまうということですね。

 

なのでお金というのは人々の信用から成り立っているものになります。

 

この信用こそがお金の本質になります。

仮想通貨が信用されている3つの特徴

先ほどは法定通貨である円の価値の説明をしました。

 

仮想通貨も信用があるからこそ、
これほどまでに注目され価値も上がってきました。

 

ではその信用というのはどこから来ているのでしょうか?

 

その要因となる3つの理由を挙げてみたいと思います。

偽造不可の通貨

仮想通貨には根幹を支えている、
ブロックチェーンという技術によって成り立っています。

 

ブロックチェーンは法定通貨のような
中央集権型の管理ではありません。

 

皆がそれぞれの取引を管理、承認し合う関係です。

 

また過去にさかのぼって全ての取引記録が相互に管理されているので、
改ざんや偽造を行うことができません。

 

このように改ざんや偽造ができない通貨だと
人が信用するからこそ価値が生まれます。

 

ただここで気を付けないといけないのは、
全ての仮想通貨でそうとは限らないということです。

 

仮想通貨の中にも詐欺的な通貨は存在します。

 

中央集権的な通貨も存在していることは事実であり、
中央の管理次第では偽造される可能性もはらんでいます。

 

そのため、その通貨はどのように管理されているか、
自分自身できちんと確認する必要があります。

国の意思に左右されない

法定通貨では、国の好景気、不景気によって
流通量が随時変化します。

 

例えば国が不景気で経済がまわっていない時は、
あえて通貨の発行量を増やすことで経済を活性化させようとします。

 

逆に、好景気の場合、不景気の時に増やしていた発行量を制限し、
お金の価値を保とうとします。

 

これは国によって完全にコントロールされてる状況になります。

 

一方で仮想通貨は国の思惑にコントロールされることはありません。

 

法律で規制されることはあっても、
発行量を増やしたり抑えたりされることはありません。

 

国から独立した通貨として、
価値を置いている人がいるということです。

発行量が決められている

仮想通貨にはそれぞれ発行量が決められています。

 

ビットコインであれば、上限:2100万枚
リップルであれば、上限:1000億枚
オーガーであれば、上限:1100万枚

というようにそれぞれ通貨がの上限値が決められています。

 

この数に限りがあることに価値が置かれています。

 

仮想通貨なので、数を増やそうとすればいくらでも増やすことは可能です。

 

ですがそれでは価値が出なくなります。

 

例えばフェラーリは年間生産台数を制限して販売しているため、
そのブランドを確立したといわれています。

 

台数が少なければそれだけ1台分の価値はあがります。

 

もちろん、フェラーリに価値を感じる人がいなければ、
ブランドも確立はしませんが。

 

仮想通貨も同じことが言えます。

 

数が限られている仮想通貨で、価値を感じる人が増えるからこそ、
仮想通貨の価値がどんどん上がっていくことになります。

まとめ

以上、仮想通貨に価値が生まれる理由を述べました。

1.偽造不可の通貨であること

2.国の意思に左右されないこと

3.発行量が決められていること

この3点により仮想通貨の価値は認められるようになりました。

 

しかし、先ほども述べましたが、
この世にある仮想通貨全てが価値あるものかといわれるとそうではありません。

 

はっきり言って、世の中にある9割以上の仮想通貨は詐欺的なものと
呼ばざるを得ない代物ばかりです。

 

仮想通貨を初めて取り組む方は、
「周りでこのコイン上がりそうだと聞いたから買ってみよう。」

 

というきっかけでも私はいいと思います。

 

それによって仮想通貨に興味がわいてくるので。

 

ただし、最初は少額で買うことをお勧めします。

 

そのあとに、どのような仮想通貨があって、
それぞれの特徴はどうなのか?

 

それをよく知ったうえで、
仮想通貨と付き合っていきましょう。

 

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