公開鍵と秘密鍵の違いを解説します!

ビットコインのウォレットに内在する公開鍵と秘密鍵

ビットコインなどの仮想通貨を保管するには、
ウォレットと呼ばれる仮想通貨の財布を持つ必要があります。

 

そのウォレットですが、
中には大きく2つの鍵が存在します。

 

この鍵の使い方を間違ってしまうと、
最悪の場合、ウォレットに入っている仮想通貨が
全てなくなってしまうリスクをはらんでいます。

 

その2つの鍵の仕組みをここでご紹介しておきたいと思います。

公開鍵

パブリックキーと言われ、
一般公開されている鍵のことです。

 

銀行でいうところの、
口座番号に当たるものですね。

 

120文字前後の英数字からなる文字列で構成されています。

 

そしてこの公開鍵をもとにして作られるものが、
ビットコインアドレスというものです。

 

このビットコインアドレスは、
30文字前後の文字列で構成されているもので、
これを使って送金のやり取りが行われます。

 

ビットコインアドレスがQRコードに変換されたりすることによって、
スマホなどからでも簡単に送金ができる仕組みになっています。

 

QRコードで送金する場合なら、
アドレスの間違いは少ないかと思いますが、
ビットコインアドレスの打ち間違えで、
送金を間違って送ってしまう場合があります。

 

この様な時は、
残念ながらビットコインが戻ってくる可能性は低いとお考えください。

 

たまたま送り先が知っている人とかであれば、
交渉次第でまだ返ってくる余地はあるかもしれません。

 

しかしながら公開鍵が一般的に公開されているものとしても、
そのアドレスとその所有者を特定させることは困難です。

 

ですので、
送金の際は、ビットコインアドレスを間違えないように、
よく注意して送金をするようにしましょう。

秘密鍵

プライベートキーといわれ、
一般に公開されていない鍵です。

 

こちらは銀行でいうところの、
暗証番号、パスワードに当たるものですね。

 

60文字前後の文字列で構成されています。

 

秘密鍵が誰か他の人に知られてしまうと、
そのウォレット自体が他の人に渡ってしまうのと同じ意味になります。

 

つまり、ウォレットに入っている仮想通貨が
全て盗られてしまうという危険性をはらんでいます。

 

このため秘密鍵は誰にも知られていはいけない鍵になります。

 

例えば銀行であれば、
万が一キャッシュカードが盗難にあったり、
通帳が紛失した場合、
銀行に相談すれば口座を凍結することができます。

 

これは銀行が全てを管理しているからこそ出来ることです。

 

これが中央集権型の管理体制になります。

 

一方ビットコインは、分散型の管理方式です。

 

P2Pの長所は、
個人間で直接取引ができるので、
第3者を介さないというメリットがあります。

 

ただ逆に、このように秘密鍵のように自分が紛失してしまっても、
誰も助けてくれないというリスクが内在しています。

まとめ

ビットコインのウォレットには、

・公開鍵

・秘密鍵

の2つから成り立っています。

 

特に秘密鍵は他人に知られてしまうと盗難にあう危険性があるため、
くれぐれも知られないようにすることが大事です。

 

ビットコインなどの仮想通貨は、
法定通貨以上に自分で資産を守るということに関して
リスク管理を行うことがより大事になってきます。

 

そのためにもまずは取引所のウォレットだけを利用するのではなく、
コールドウォレットと呼ばれるオフライン型のウォレットを持つことも1つですね。

 

また資産を1つにまとめるのではなく、
分散して管理することも1つです。

 

このために、
リスク管理をきちんと行っていきましょう。

 

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