日本国内でもクレジットカードを利用して、
レストランに食事をしたり、
洋服を買ったりすることも多いでしょう。
クレジットカードに関しても、
直接紙幣や硬貨をやり取りせずとも買い物ができます。
しかし日本ではまだまだ、
ビットコインで買い物ができるところは限られています。
一方、クレジットカード社会といわれるアメリカでは、
ビットコインで決済ができるところが急速に増え続けています。
では、ビットコインとクレジットカードの
具体的な違いはどのようなところにあるのか?
この点を説明していきたいと思います。
資産のあり方の違い
日本で多く使われているクレジットカードといえば、
「VISA」「JCB」「マスターカード」「アメックス」、
このあたりがメジャーどころでしょうか。
このクレジットカードで大事なことは、
「直接支払いを行っていない」ということです。
どういうことかといいますと、
クレジットカードで支払った金額というのは、
一時的にカードが会社が立て替えて支払っているものです。
カードを出したタイミングでは、
あなたのお金は減らないですよね。
これはカード会社とあなたとの信用のもと、
決済が可能になっている仕組みです。
ただ、あなたがカードで支払った金額は、
あなたの借金になるわけです。
ビットコインに関しては、
あなたが持っている資産そのものと商品、サービスを交換するので、
一時的な借金などはありません。
自分が持っている資産を上限に、
買い物ができるようになります。
手数料の違い
ビットコインでの報酬を受けるお店側からすると、
この手数料の違いが一番大きな部分かもしれません。
一般的にクレジットカードを利用する場合、
手数料としておおよそ2~10%ほどかかります。
この手数料は全てお店側の負担になります。
10%は結構大きいですよね。
日本であればまず消費税で8%とられますし、
その上クレジットカードの手数料で10%となったら、
これだけで大きく利益分が減ってしまいます。
一方ビットコインを利用する場合、
手数料としては1%ほどで済みます。
ビットコインでやり取りする場合、
決済代行会社を挟むことが一般的ですが、
その手数料として1%程度にとどまります。
これはお店側にとって大きなメリットになります。
手数料だけで10%取られるのと、
1%で済む方法ならどちらを選ぶかは言わずもがなですね。
セキュリティの違い
クレジットカードを利用するのが苦手の人の理由として、
「クレジットカード情報を抜き取られるのが怖い」というのがあります。
これは例えばインターネットの通販で何か商品を買おうと思っても、
カード情報を抜き取られてしまって
不正に利用されてしまうことを恐れています。
フィッシング詐欺などと最近では言われていますね。
またお店でもいったんカードを渡すことになるので、
そのカードをコピーされたり情報を抜き取られる可能性もあります。
そのため、クレジットカードを利用することを怖がる方がいます。
一方、ビットコインはそもそもカードというものが存在しません。
あなたがあなた自身のアドレスをお店に伝えるだけなので、
不正に抜き取られる心配はありません。
そのアドレスだけで相手のウォレットに操作できないようにしているのが、
ブロックチェーンの仕組みです。
そしてその仕組みがビットコインの信頼につながっています。
まとめ
ビットコインを利用するようになってきた背景として、
受け取る側、支払う側それぞれのメリットが浮かんできたと思います。
受け取る側 ⇒ クレジットカードに比べ手数料が格段に安い
支払う側 ⇒ セキュリティの面からビットコイン支払いの方が安全
金融の面でもスピードの観点から
日本はまだまだ遅れている分野です。
2020年、今から2年後には東京オリンピックが開かれると、
今よりもさらに海外の観光客が訪れるでしょう。
その時に仮想通貨のやり取りが、
日本で当たり前のように行われているか。
すごく見ものですね。
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