ビットコインがこれまで高騰した6つの理由

ビットコインが高騰する要因

ビットコインはこれまで、幾度となく高騰を繰り返し、
最高200万円までその値を上げてきました。

 

その過去値上がりしてきたタイミングではある事象が関係しています。

 

その値動きに影響する6つの要因をご紹介したいと思います。

1.経済危機や有事の時

近年では特に経済危機が訪れた時に、
高騰することがあります。

 

これは「自国のお金を持っているとその価値が下がりそうだから、
これをビットコインに変えて保持しておこう」
という考えから起こる現象です。

 

実際に2013年3月、
ギリシャの金融危機により
キプロスの銀行に不良債権が発生しました。

 

EUに救済を求めますがそれを反対されます。

 

そこでEUとIMFで100億ユーロを貸すことになりますが、
58億ユーロという課税が銀行に課せられます。

 

何とその課税分を預金者の負担させようする
とんでもない事が起こりました。

 

そこでビットコインに一気に注目が集まります。

 

預金をビットコインに変える預金者が続出しました。

 

これを俗にキプロス危機といわれています。

 

それとまだビットコインでは大きな要因にはなっていませんが、
有事の際も仮想通貨に流れ込む可能性をはらんでいます。

 

国や銀行が信用を失った時、
法定通貨がビットコインに流れ込む良い例です。

2.国で仮想通貨の規制がかかるとき

中国では2013年12月、
政府が金融機関に対してビットコインの取り扱いを禁止します。

 

これは、中国政府がいわゆるチャイナマネーの海外流出を防ぐため、
講じた策として有名です。

 

これによって大きく値が動いています。

 

また日本では2017年4月、
改正資金決済法が施行されます。

 

この法案は利用者保護やマネーロンダリング対策のため、
事業者にいくつか義務付けられた法案です。

 

結果的にはここからビットコインが爆発的に
値上がりしていくきっかけとなった1つになりました。

3.仮想通貨の運用仕様が変更になる時

ビットコインのような完全な分散型システムの場合、
その中のコア開発者やマイナーの間で対立が起こることがあります。

 

システムや運用に関しての意見の対立が発生します。

 

その意見が完全に分裂してしまうと、
コインが分裂され、全く違うコインが誕生することがあります。

 

これをハードフォークといいますが、
この様な時に大きく値が動きます。

 

ビットコインでは2017年8月、
ハードフォークが起こり
メインのビットコインと新たにビットコインキャッシュが誕生しました。

4.取引所でのハッキングなどのトラブル

こちらはマイナスにかかる要因として重要な事柄です。

 

一番直近では皆さんご存知のコインチェック騒動です。

 

2018年1月、
コインチェックからNEMが流出し大混乱が生じました。

 

ビットコインとは直接関係があるわけではありませんでしたが、
世間の仮想通貨への不安から値動きが活発になりました。

 

さらにさかのぼって2014年2月、
こちらも有名なマウントゴックス事件です。

 

当時世界最大の取引所であったマウントゴックスから
大量のビットコインンと現金が盗まれました。

 

結果的にマウントゴックスは経営破綻へと追い込まれます。

 

この時、一瞬大幅な下落見舞われますが、
その後すぐに値を戻していくことになります。

5.ビットコインの半減期

ビットコインは4年に1度発行量が半減される
半減期が訪れます。

 

一般的には発行量が少なくなるとその価値はあがるので、
半減期の際には値が上がりやすくなると言われています。

 

直近では2016年7月に半減期が訪れています。

 

ここから値が動いていったことも事実です。

6.メディア、要人の発言

経済界で多大な影響を与える人の発言は、
その一言だけで値動きに大きな影響を与えます。

 

例えばマイクロソフトのビル・ゲイツ。

 

彼は2015年、あるTV番組で、
「ビットコインは貨幣よりもずっと安く瞬時に送金ができるし
貨幣よりもビットコインは優れている」と発言しています。

 

これがビットコインが最注目されるきっかけになりました。

 

また、元FRB議長のベン・バーナンキさんの発言で
大きく値が動いている事実があります。

まとめ

このように大きく値が動いた時の主な6つの要因をご紹介しました。

 

日本円を持っているだけなら、
例えばどこかの国が破綻しかかっているということになっても、
円が急激に変化することは少ないです。

 

また国が円に何か規制をかけたとしても
すぐに円の価値が下がるということもありません。

 

しかし、仮想通貨は全世界共通の通貨です。

 

世界で起きていることを常にキャッチしておかないと、
すぐに激しい値動きの渦にまき込まれてしまいます。

 

例えばコインチェックの騒動は日本で起こったので、
国内でもニュースでもよく取り上げられました。

 

しかし、今後世界のどこかで
金融危機や有事が起こったりすることは十分考えられます。

 

どのように仮想通貨が値動きしていくのか、
歴史から関連性を探っていくことは大事なことです。

 

日頃から世界の情勢に触れ、
値動きに対する世界の動きにアンテナはっていきましょう。

 

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