ビットコインと電子マネーとの違いとは?

ビットコインと電子マネーの違い

電子マネーに関してはすでに多くの方も利用しているでしょう。

 

例えばJRが発行している「Suica」なら、
電車やバスの利用が可能になりますし、
コンビニでご飯やドリンクが買えるようになります。

 

メトロが発行している「PASMO」にしても同じですね。

 

ビットコインも「デジタル通貨」の側面を持っていますが、
電子マネーもその名のごとくデジタルマネーの一種になります。

 

実際に紙幣や硬貨を財布に入れて持ち歩かなくても、
カード1枚で商品やサービスを買うことができます。

 

では、ビットコインと電子マネーの違いは、
具体的にはどのようなところにあるでしょうか?

 

その辺りを説明していきたいと思います。

ICカードがあるかどうか

まず1つの大きな違いは、
ICカードがあるかどうかの違いです。

 

SuicaやPASMOに関しては、
ICチップが埋め込まれたICカードを利用するのが一般的です。

 

最近ではスマホを利用するモバイル型のSuicaも出てきていますが、
大勢を占めているのはカードを利用しての買い物だと思います。

 

一方ビットコインには実在するICカードのようなものはありません。

 

スマホにウォレットと呼ばれる仮想通貨の財布のアプリをインストールし、
決済もQRコードを利用してやり取りできます。

 

操作自体は慣れれば簡単なのですが、
まだ日本ではそれほど普及していないのが実情です。

 

現時点ではまだカードというのは存在していませんが、
「仮想通貨もカードがあった方がよっぽど利用しやすい」
という声が大きくなってくると、、
そのうち仮想通貨用のカードというのも出てくるかもしれないですね。

海外で使えるかどうか

国内で利用されている電子マネーは、
基本的に国内でしか使うことができません。

 

「Suica」は国内では都内だけでなく、
全国のコンビニや鉄道を利用することが可能です。

 

しかしながら、Suicaを利用して
例えばイギリスのロンドンでSuicaが使えるかといえば
これは使うことができません。

 

ただもし、例えばJRが海外の他の企業や国と提携するとなったら、
使える範囲は一気に増えるかもしれませんね。

 

まあそれはあまり現実的なことではないかもしれませんが・・。

 

一方でビットコインは国の管理に置かれているものでありません。

 

世界共通の通貨としての認知を確立しつつありますので、
世界の多くの地で利用することが可能になってきています。

 

これからさらに利用できるシーンは増えてくるでしょうが、
現時点では国内よりも海外で利用することが圧倒的に多いでしょう。

 

今後は日本円をドルに換えて、そのドルで買い物をする・・、
という行動が10年後にはなくなっているかもしれません。

 

金融に関して国と国の隔たりがなくなる日もそう遠くないでしょう。

独立した通貨単位かどうか

私個人的にはこの部分が一番大きいと考えています。

 

SuicaやPASMOなどの電子マネーで利用されている通貨単位は、
あくまでも「円」です。

 

円によって管理されているので、
電子マネーといっても国が管理している通貨の一部に過ぎません。

 

極端な話になりますが、
円が大暴落して円の価値が急落すると、
Suicaで利用している電子マネーも同じように暴落します。

 

一方、ビットコインは独立した通貨になります。

 

独立した通貨ですので、
円とビットコインの間には売り買いされる間柄になり、
価格の変動が起こります。

 

円が大暴落したからといって、
ビットコインの価値が下がるわけではありません。

 

そのため資産の分散管理として、
円をビットコインをはじめとする仮想通貨に変えている人が多いのです。

まとめ

ここまで説明してきましたが、
電子マネーはあくまで日本円の一部です。

 

現時点では、国内にいて買い物をする分には
むしろメリットが大きい利用手段の1つだと思います。

 

ただ今後は法定通貨の立ち位置が変わってくることは間違いありません。

 

お金の価値は今後は下がっていくことでしょう。

 

その時に自分が持っておく必要があるものは何か?

 

その見極めが今後は大切かもしれません。

 

⇒ビットコインとクレジットカードの違いとは?

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