あなたも1度は楽天市場で商品を購入したり、
rakutenトラベルでホテルの予約をしたことはありませんか?
今や楽天という言葉を知らない人がいなくなったというくらい、
楽天はIT企業の中でも巨大な企業としてメジャーになりました。
そんな楽天が先日、
独自の仮想通貨である「楽天コイン」の導入を発表しました。
これは特に日本人にとって、
仮想通貨が身近になる大きなきっかけになる
可能性を秘めいていると感じています。
そこで今回はこの楽天コインについて触れてみようと思います。
現状の楽天市場規模
楽天といえば代表的なのは楽天市場であるEC業務(通販)がイメージされると思います。
あるいは、楽天トラベルなどを利用している方は多いでしょう。
しかしながらそれだけなく楽天は幅広い事業を展開しています。
銀行や保険、クレジットカード、電子マネー(Edy)、
証券、通信など多岐にわたります。
その年間の取扱高は、
8.8兆円(2016年)に上ります。
会員数も累計で1億1000万人(2016年)を数え、
一大経済圏を築いています。
その楽天の中で注目されるサービスが、
「楽天ポイント」ですね。
楽天で商品を買ったりホテルを予約することで、
ポイントを貯めることができます。
そのポイントを貯めていくと、
実際に物が買えたりホテルで宿泊することができるシステムです。
私も楽天をよく利用しているので、
おかけ様でポイントはよく貯まっています(笑)
ちなみに楽天はこれまで累計で、
1兆ポイント以上の付与を行っているようです。
楽天コインの狙い
日本にいて生活しているだけなら、
楽天ポイントだけであまり不自由さを感じないのですが、
この楽天ポイントは実は国外で利用することができません。
これは国同士の法律の問題や、
送金手数料の問題で国内のみの利用にとどまっていました。
しかしながら、最近では
スペインサッカーのメジャークラブである、
「FCバルセロナ」のスポンサーであったり、
NBAのオフィシャルパートナーも務めており、
楽天は世界でも注目を浴びる存在に成長してきています。
実際に世界のユーザーも増えてきているわけです。
例えばアメリカでは「EBATES」、
フランスでは「PriceMinister(現在は名前が変わっています)」、
ドイツの「Club Rakuten」などがそれに当たります。
各国でそれぞれポイント制を導入していましたが、
国を超えてそのポイントを利用することができませんでした。
そんな中で楽天が考えたことが、
「世界中で楽天ポイントを使えるようにする」
ということでした。
これが楽天コインの始まりです。
ブロックチェーンの技術を取り入れることによって、
これまでの送金に関する課題や法律をクリアすることが可能になります。
そして更なる顧客獲得を目指しているわけですね。
楽天コインの将来性
楽天コインの詳細については、
まだ明らかにされておりません。
そのためどのような形態になるのかは、
不透明な状態です。
わかっているのは、
「楽天ポイントを世界で使えるようにする」
というところですね。
ここから予測されることですが、
楽天コインは仮想通貨になりますが、
投資という意味での仮想通貨ではないように思います。
つまり、為替変動が起こらない仮想通貨ですね。
1円=1ポイントというように、
固定で取引されるコインになると予想されます。
日本では特に仮想通貨=投資という側面だけで捉えられがちですが、
本来は楽天が狙っているような使い方が理想だと私自身も感じています。
楽天コインが当たり前に利用されるようになれば、
我々にも仮想通貨が身近な存在になり、
1人1人の仮想通貨へのイメージが変わる可能性が大きくなります。
この部分を私は望みたいですね。
まとめ
仮想通貨は現在大きく2つの側面を有しています。
「投資」としての側面と「実需」としての側面です。
現在は投資の面が全面的に押し出されているので、
「仮想通貨は胡散臭い」、「仮想通貨=悪」
といったようなイメージがどうしても先行されてしまいます。
楽天コインは後者にあたる「実需」の部分を日本に一般化してくれる存在として、
私は大いに期待したいですね。
これからの楽天の動向に注目です。
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